建ぺい率・容積率の計算例

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建ぺい率とは・・・建築しようとする敷地に対しての建築可能な面積割合です。

容積率とは・・・建築しようとする敷地に対しての建物の延床面積割合です。

建ぺい率は、敷地に対してどのくらいの広さで建築されているのか、容積率は敷地に対してどのくらいの大きさで建築されているのか、ということです。

土地100坪の敷地に、50坪の総二階建て(※)の建物が建っていれば、建ぺい率は25%で、容積率は50%です。(※総二階建て・・・一階の上に同じ大きさで二階の部分がある建物。ここでは、1階25坪・2階25坪となります。)

では、70坪の土地で、建ぺい率40%・容積率60%ではどのくらいの家が建つのでしょうか?

建ぺい率 70×0.4=28坪

容積率  70×0.6=42坪

上記の通りとなり、仮に1階を建ぺい率の限度いっぱいに建築すると、1階部分は28坪、全体の床面積の最大は42坪ですので、42坪-28坪=14坪となり、2階部分は14坪となります。

3階建てを考えるのであれば、各階それぞれを14坪とすることも可能です。

 

これらの制限は、住環境や防火の面を考えて設けられております。

また、その他の制限や緩和規定と組み合わさることにより、建物は建築されますので、実際には、限度いっぱいに建築することができないこともあります。

これらの割合が低い地域は、大きい建物や高い建物が建築されにくいところなのだという認識が良いかもしれません。

 

もちろん、購入する不動産物件が建ぺい率・容積率の違反をしているないかどうかの確認も必要となります。

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