シロアリってなに？どこにいる？

シロアリってなに？

シロアリと一言で言っても世界には、相当の種類が分布しています。日本には、17種類のシロアリが生息していると言われています。

その中でも、日本産で特に建物へ被害を加えるのは、ヤマトシロアリ、イエシロアリです。九州全土にこの２種類は生息しています。

２種類の特徴は？

【イエシロアリ】は、6、7月の気温が高い夜に行動を始めます。

一つの集団で50万～100万匹。頭の形卵型。12度を超えると活発化します。

28度程度を好み、暑さには弱い。

被害範囲／建物全体

 

【ヤマトシロアリ】は、4～6月の気温が高い昼に行動を始めます。

一つの集団で1万～3万匹。頭の形長方形。寒さに弱い。

被害範囲／主に床下

 

建物のどこに潜んでいるの？

シロアリは、木材、湿気が大好きです。床下、水廻り、日照が悪い場所、庭木などに隠れています。２階建ての家では、吹抜け廻り、階段廻りにも要注意です。

（温かい空気が上昇し湿気がこもってしまうため）

 

羽アリって全部シロアリ？

よくクロアリの羽アリとシロアリ（ヤマト）の羽アリを見間違えますが、

クロアリの容姿は・・・

羽 ／ 後ろ羽が小さい（前の羽と比べて）

体 ／ くびれがある。

発生 ／ 5月～11月

 

シロアリ（ヤマト）の容姿は・・・

羽 ／ 前後の羽が同じ大きさ

体 ／ ずん胴

発生 ／ 4月～6月

うちは大丈夫？

自宅が被害にあっていないか心配・・・でもいきなり業者さんに頼むのもちょっと・・・

そんな時は自分でチェックしてみましょう。

 

● 基礎、床下に茶色の筋がある。触るとボロボロと崩れ土のようなものだ。

● 柱、窓枠を叩くと軽い（空洞があるような）音がする。

● 柱、窓枠にドライバーを起てるとブスブスと入っていく。

● ドアの開閉がスムーズにできない。

● 床がブカブカな箇所がある。

● 庭木にシロアリの被害があった（ある）。

● 近所でシロアリの被害があった（ある）。

● 防蟻処理から5年以上経っている。

以上のことをチェックしてみて、該当する項目があれば、専門業者さんに相談することをおすすめします。早期発見、早期駆除が第一です。

※項目に該当しない＝シロアリの被害がないというわけでありません。